ぬいぐるみ用の脇が高いタイプのオーバーオールの型紙と作り方のメモです。
ver.2.0では、脇のあきも長めにしたので、着せやすいと思います。
*型紙*
*型紙*
A4用紙 2枚
PDFファイルです
*メモ*
・肩ヒモの長さは、モデルさんと相談してください。
・肩ヒモパーツは、裏地を薄い布にしておくほうがオモテに返しやすいです。
(小さいサイズで作るときは、裏地は無しでOK→工程13参照)
・前脇ポケットを作らない場合は、外側の線で裁断して、
前脇ポケットの工程(9~12)を、省略してください
*作り方のメモ*
準備
1.布を裁つ
2.ほつれ止めの処理をする
3.前身頃(胸当て)の裏面と、持ち出しに芯を貼って補強する
パッチポケットを作る
4.胸ポケットと、後ろポケットのポケット口を折り、ステッチを入れる
5.ポケットのフチ(口以外の三辺)を折りこんで、
各パーツに縫い付ける
前後パンツの組み立て
6.後ろパンツを中表に合わせてCB(後ろ中心線)を、
しっぽ穴を残して縫う
7.縫い代を割って、しっぽ穴の周りにステッチを入れる(補強)
8.前パンツを中表に合わせてCF(前中心線)を縫う
前脇ポケットを作る
9.前パンツのポケット口と、袋布のポケット口を中表に合わせて縫う
10.オモテに返して、ポケット口に押さえステッチを入れる
11.袋布に向こう布を縫い付ける
(カーブしている一辺のみ)
12.整えて、脇線とWL(ウェストライン)のポケットと重なっている部分を仮止めしておく
パーツを準備する
13.肩ヒモを作る
表地と裏地を中表に合わせて、長い二辺を縫う
→カーブに切り込みを入れて、オモテに返す
→押さえステッチを入れる
*小さいサイズの時は、裏は付けずに、カーブの縫い代に切り込みを入れて、
出来上がり線に折り込んでステッチで押さえる
14.後ろ身頃の表地に、肩ヒモパーツを中表に合わせて、仮止めする
15.持ち出しを作る
持ち出しを中表にたたみ、上側の一辺を縫う
→オモテに返す(二つ作る)
組み立て
16.前後パンツそれぞれを表地の身頃と中表に合わせて、
WLを縫い合わせる
→前後ともWLの縫い代を上側に倒す
17.後ろ身頃に持ち出しを縫い付ける
後ろ身頃の出来上がり線の上端と、持ち出しの上端の高さをそろえて、
上から、WLまでを縫う
18.前後身頃それぞれの裏地のWLの縫い代を折り上げて
それぞれの表地に縫い付ける
(WLは縫わない)
19.前後パンツを中表に合わせて、持ち出しを避けて、
脇線を縫い合わせる
(あき止まりより下側のみ)
20.身頃の縫い代の角を落として、カーブに切り込みを入れて、身頃部分のみオモテに返す
↑パンツ部分もオモテに返したときに、こうなっていることを確認してください
21.オモテ面からWLの上側に、押さえステッチを入れる(前後とも)
22.前身頃側のフチに、押さえステッチを入れる
(あき止まりの位置まで)
→パンツ部分もオモテに返して、後ろ身頃側のフチに、押さえステッチを入れる
(後ろ身頃側は、持ち出しも縫いこみ、前パンツに1~2目かかるように、返し縫い)
23.パンツのスソを三つ折りにして縫う
24.前後パンツの股下を縫い合わせる
25、縫い代を割って、オモテに返す
26.肩ヒモの処理をする
*作例ver.1.0は金具に通して、長さを決めて、
ヒモの先端を折りこんで縫い留めました
*ver.2.0の作例では、長さを決め、
余分を切り落として、ホックをつけました
27.脇のあき部分に、スナップボタンと、飾りボタンを縫い付ける
完成!
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